資格保有者インタビュー
S級取得 滝沢望さん
S級取得 高藤太郎さん
A級取得 小松原知華さん
B級取得 鈴木彩さん
S級取得に慢心せずに、より高みを目指していきたいです。
S級取得 滝沢望さん
S級の実技課題のデザインは他の級よりも、より奥行きや立体感を出し、菊の花の大きさを使い分けることをしなければメリハリがつかないものになっているので、その点をより意識しました。またS級からはデッサンの試験もあります。その対策としては既存の花祭壇のカタログを模写したり、コンセプト(故人様の趣味など)に寄り添った花祭壇をいくつかイメージしておきました。取得後は、大型施行の挿し手を任せてもらうことも増え、より業務が充実してきたように感じています。また、級を取得したからには乱れたものは作れないという気持ちの張りもでき、「作成スピードもより速く美しく」を心がけて日々精進しています。
S級を取得し、気が引き締まる思いに…
S級取得 高藤太郎さん
S級のデッサン試験は課題を読み取り、第一に想像する力そして描写する力が必要だと思います。
技術試験は見本をもとに決められた時間(短時間)で適切に作成する能力を問われます。
ここに至るまでの4階級の試験において挿し方や時間配分、完成へのイメージなどしっかりと準備して挑み、合格してきました。「より点数を稼ぐにはどうすればいいのか?」と自問をしつつも経験からある程度の自信は形成されていたので、試験は立体感に重きをおき、攻めの姿勢で挑みました。
結果、無事に合格しましたが、不思議と達成感を感じるというより初めてスタートラインに立ったような感覚を覚えました。級で言えば最も上ですが、ここからは自分のスタイルをどこまでも磨き続ける領域に入ったかと思います。まだまだこれからです。検定を更なる成長の糧として自身のレベルの向上に邁進していきます。
A級試験の大きなポイントはバランスです。
A級取得 小松原知華さん
A級を受験してみて、あらためて実感したのは他の階級に比べ全体のバランスをとる事の難しさでした。これは圧倒的に違います。
受験の1か月前から課題を挿し始め、最初は約3時間もかかることもあり、悪戦苦闘しながら練習を続けました。この階級は一つ一つの製作技術がしっかりしている事が大前提で、デザインのバランスをとっていくことが大きなポイントとなります。その為、試験時にはそれを見るため、何度も後ろに下がって確認するように心がけました。
A級に合格して多少の自信はつきましたが、まだまだと思っています。S級の方の技術は完成度の高さと製作スピードで感動させられるばかりです。
これからも日々の鍛練を積み重ね、お客様を感動させる祭壇を作れるようになりたいと考えております。
検定という目標が定まったことで技術もあがりました。
B級取得 鈴木彩さん
B級試験では、いよいよ祭壇を作っていく課題となります。発表のあった課題を60分で仕上げる必要があり、試験までには10回は練習したかと思います。正直なところ仕上がった写真を見て合格ラインに達するか不安でしたが、結果として合格となり本当に嬉しかったです。合格のポイントは①左右対称になっているかを意識する②60分間の時間配分をシュミレーションしておく③自分より技術が高い先輩の挿すリズムを日頃から見て学習する④練習後は先輩にアドバイスをもらうようにするとかでしょうか・・
これからは試験後の評価シートでも技術的な甘さがあらためて分かりましたのでB級を100点レベルで仕上げられる技術を身に付けて、その先の階級を目指していきたいと考えています。